「沢村君 ご.ごめんね!!
あの女の子達なんか誤解してる
みたいだね。
私.ここに居たら迷惑だよね?
ちょっと梨子達探して来るね!!」


ソファーから立ち上がった瞬間
沢村君に手首を掴まれた。


「別に気にしてねぇし…座れば?」


し.喋った!!喋ったよ!!!


「で.でも…。」


掴まれたままの手首が
沢村君に引き寄せられ
元の位置に座る。


手首はまだ沢村君が
掴んだままだ…。


「さ.沢村君…あの…手…。」


「あっ…悪い!!」


沢村君…顔が赤くなってる。


私も顔が赤くなる。


「きゃあ〜あの2人ラブラブ
じゃ〜ん!!私もあの彼に手
握られた〜い!!」


貴方達…まだ居たんですか…。


梨子と旬君がポップコーン
ジュース.ポテトチップス
たくさん抱えて帰って来た…。


良かった…。


この空気… 限界だったよ。