「心ちゃん少し時間ある?
話したい事があるの…。」


しおりさんに付いて
学校近くの公園へ。


ベンチに座るとしおりさん
が話し出した。


「心ちゃん…私あなたに
謝らなきゃいけない事が
あるの…。
その事できっと隼人の事
誤解してると思う。」


ドキドキが激しくなる。


「私ね去年こっちに父の仕事で
どうしても外せないパーティー
があって帰って来てたの。
クリスマスイヴの日だった。
でもね体調が悪くてパーティー
には結局私は欠席してホテルで
休んでたんだけど…。
部屋の中に居ると余計に
気分が悪くなっちやって
外に出てブラブラしながら
歩いてたの。
その時にねコンビニの前で
隼人に会ったの。」


やっぱり…。しおりさん
だったんだ。


「久しぶりに見た隼人は一段と
男らしくなって…。
またかっこ良くなってた。
正直ドキッとしたわ。(笑)
隼人に心ちゃんには会えたの?
って聞いたら…。
おぉって嬉しそうに言ってた。
その時…隼人言ってたのよ。
今から会って告白するって…。
私がいけなかったんだよね。
でもあの後隼人は告白して
貴方達はうまくいってると
思ってたのに…。」