「おい!!待てよ!!」


沢村君に手首を掴まれた。


「お前さ何なんだよ!?
俺に恋愛しろ?ふざけんな!!
本当にお前はそれでいいと
思ってんのかよ!?
俺はお前とずっと一緒に
居たいと思ってるよ!!
信じてくれよ…なんで
わかってくんねぇんだよ!!」


「わからないよ!!沢村君が
どうして嘘付いてるのかわ
かんないよ!!
あの日しおりさんと一緒に
居たんでしょ?
信じろって言われても信じ
れる訳ないじゃん!!」


「お前…なんで詩織の事
知ってんだよ…?」


「あっ…ご.ごめん…。
アルバムの中に入ってた
プリクラ見ちやったの…。
やっぱり私はしおりさんに
勝てなかったよ。
ねぇ沢村君…知ってる?
クリスマスは好きな人と
過ごしたい…って思う女の
子にとっては大切な日なん
だって事。
だから私は沢村君と一緒に
居たかったよ。
でもごめん…私もう沢村君
の事信じられない…。」


そう言って綾瀬は
帰って行った…。