急いで公園に向かった。


公園に着くと沢村君が
既に待っている。


久しぶりに見た沢村君に
またドキドキしている私。


「遅くなってごめん…。」


「やっと会えたな…お前の
声も聞けた…。
イヴの日はごめんな…。
俺どうしても抜けられない
用があって。
ほんとごめん…。」


抜けられない用?


どうしてそんな嘘付くの?


「……どんな用事だったの?
沢村君どこに行ってたの?」


「あぁ…あの…親父の店の
雑用させられてて……。」


沢村君…嘘は嫌だよ…。


「そっかぁ別に大丈夫だよ。
気にしなくていいよ…。
だってほら!!私達って本当
に付き合ってた訳じゃないし。
沢村君も私の為に一緒に
居るのも疲れたでしょ?」


涙が出そうになる。


泣くなって…自分に
言い聞かせる。


「沢村君はもう自分の恋愛
してね…。
私はもう1人で大丈夫だよ。
また明日からは友達で…。
って前から友達だよね?(笑)
じゃあね…本当に今まで
ありがとう。」


言えた…。


これでいいんだ。