深夜.家に帰って自分の
部屋に入った途端…。
ずっと我慢していた涙が
止めどなく溢れた。


やっぱり…好きになっちゃ
いけなかったんだ。


R〜R〜R♪


着信 沢村 隼人


なんでよ…。


なんで今さら電話なんか
してくんのよ…。


鳴り続ける携帯。


もう嫌だ…。


♪〜♪〜♪


メール受信 沢村 隼人


私はメールも見ずに
携帯の電源を切った。


いつの間にか眠って
いたみたいだ。


すでにお昼を過ぎてる…。


目の腫れが鏡を
見なくてもわかる。


瞼が重い…。


今日のバイト行きたくないな…。


でも休むわけにはいかない。


重い身体を奮いたたせて
リビングに降りて行く。