来る筈のない沢村君を
カフェで一人待つ…。


外では幸せそうなカップル達
がたくさん歩いてる。


並木道の木がライトアップされて
とっても綺麗だった…。


好きな人と過ごすクリスマス…。


「お客様…申し訳ありません。
閉店の時間なのですが…。
待ち合わせでございますか?」


「あっ.ごめんなさい。
もう来ないと思いますから
お会計お願いします…。」


「かしこまりました。」


いつ終わっても不思議
じゃない私達の関係。


始めからわかっていた事。


沢村君に渡す筈だった香水。


そのままカフェに
置いて店を出た。