店に戻る途中…。


ふと向かいのコンビニに
目を向けた。


沢村君?


誰か女の人と話してる。


暗くてよく見えない。


コンビニの中に入って行く
車のライトに女の人の顔が
浮かんだ。


「しおりさん…!!」


確かにしおりさんだった。
プリクラの中で微笑んで
いた綺麗な人…。


忘れたくても忘れられなかった
しおりさんの存在…。


「アメリカから帰って
来たんだ…。」


それ以上見たくなくて
走って店に戻った。