「足.腫れてるじゃないか!!
早く冷やさないと…。
俺が担いでやるから…。」


「触るんじゃねぇよ…。」


上條が綾瀬に触れようとした。


触るんじゃねぇ…。


「沢村…?」


「触んな…!!綾瀬は俺が
連れ行くから…。」


「……わかった。」


先生がうなずく…。


沢村君が黙って私に
背中を向けてる。


「ごめん…重いよ。」


「いいから…気にすんな。」


今度は素直に私の大好きな
人の背中に甘えた。