沢村君が携帯を
ポケットから取り出す。


携帯の裏にその大きな
プリクラを貼ってる!!


「な.何してるの!!
携帯なんかに貼ってたら
みんなに誤解されちゃう
じゃん!!ダメだよ!!」


「はっ!?魔よけだよ!!
それに誤解って…みんな
俺らが付き合ってると思ってるし
…別にいいんじゃねぇの?
だから…お前も携帯貸せ。」


「へっ?なんで?」


ま.まさか…だよね?


「チッ…早く貸せよ!!」


私の携帯にも大きい
プリクラが…。


「なんで!?大きすぎるよ!!
恥ずかしいよ…。」


「嫌なのかよ!!
じゃあ剥がせよ!!」


ちょっと拗ねてる沢村君を
見て笑ってしまった。


「嘘だよ…ありがとう。
嫌じゃ無いよ…ちゃんと
貼ったままにしておくから…。
魔よけだもんね…(笑)」


「おぉ…。(笑)」