“裕くんは……っ。私の外見が良かった?だって、そうじゃなかったら、知らない人からの告白、オッケーしないよね?”


嫌、こんなこと本当は言いたくなかった。
やめて、もう…

やめて!!


叫んでるのに、声、出ない。


ガサガサーーっ

葉ののざわめきが一層大きくなる。

“そーだよ”

……っ。


“でも、自分がどんなに不利になっても、大事なやつが傷ついたら助けるんだ”




陽の声が響いた。