【未紗紀side】

日が暮れて薄暗くなった頃。




先生「はい、もっかいやるよー!曲流して。」



私、姫野 未紗紀は、桜華(オウカ)中学のダンス部としてイベントの練習をしていた。




先生「はい。今日はここまで、集合!」と声をかける。



部活はいつも5時に終わるんだ。




「お疲れ様でしたー!」と挨拶をして部室をでる。



急いで下駄箱に向かうんだ。



なんで、急いでるかって?



幼なじみが待っててくれるから。




大丈夫だって言ってるんだけどね。



遅い時間にお前一人で帰らせる訳には行かねーだろ。
方向音痴なお前を一人にしたら、家につかねーかもしれねーじゃん?それに、家となりだし。だって。




いくら方向音痴でも!家には帰れますよーだっ!