「紗綾、ケガしなかった?」

「大丈夫だよ」

ちょっと苦しかったけどね。

「なぁ、竹内。そんな理由で紗綾をいじめてたのか?ふざけるなよ。紗綾は何もしてねぇじゃねえか。俺に言うことがあるなら、俺に言え。紗綾を巻き込むな」

湊人…

「っ…なんで……こんな…」

と、竹内は逃げてった。

「湊人っ、ありがとう」

「ん。お前がピンチになったら、いつでも駆けつけるからな。」

なっ…

「ん…じゃあ……約束ね。」

と、小指を出した。