次の日の朝。
学校の玄関で、慌ただしくこちらへ
向かってくる、1人の人。

「紗綾!大変!竹内!」

わー漢字ばっかり。
中国か!ここは!

「竹内が?どした?」

「紗綾の机に!落書き!なんで?イジメ?」

あー
早速やりましたね!

「そういう感じみたいだね」

「私の紗綾をイジメるなんて…いい度胸じゃないの…?」

………

朱理さん、怖い…

「大丈夫、大丈夫。そんなの怖くないからね!あ、湊人たちには言わないでね!」

「紗綾、楽しんでるね?ま、大丈夫か!なんかあったら言うんだよ?殴り飛ばすから!」

心強い!

「ありがとー!」