林君の匂いに包まれた。


私、今、林君に抱きしめられてる?


「俺に触れたかったんでしょ。」


そういって腕に込める力を強める林君。


比例するように私の体温が上がっていく。


そ、そりゃあ触りたかったけど。


ど、どうしよう……

私の為に他の子断ってくれるとか嬉しすぎる。


「林君、好き!!」


どうしようもなく溢れてきて。