お姉ちゃんのことは大好きだ。
いつだって優しくしてくれる。
だけど、お姉ちゃんは…。
私のこと、恨んでるはず。責めたいはず。
何も言ってこないけど、いつだって笑顔で
優しいけど本当は……。
怖くて聞けないけど、でも分かってるから。
私は必要以上に姉に甘えたりしない。
「そろそろ行こうかな…」
重い腰を上げて私は学校に行く準備を始めた。
この時間に家にいるなんて完璧遅刻だけど。
いつものことだから気にしない。
カバンに必要最低限の荷物とお弁当を入れて私は家を出た。
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