「フフフ」


急に笑い出した。


「何ですか?」


「ここは会社だ!
そんなに怯えなくても手は出さないよ」


悔しい・・・悔しいけれど
自分が蒔いた種
どうすることも出来ない現実。


「あれから何度か電話したんだけど」


あ・・・。着信拒否してる。


「履歴書をみてどうせ会うからいいか!って
思ったけど着信拒否するとはな!
解除しろよ!」


「・・・・・・・」


「いいな!小林梨沙さん
それとトイレ掃除今からやれ!」


「え・・・」


「え・・・じゃない!」


「はい わかりました」


なんでこうなるの?
あたしの未来予想図には
こんな困難な事から始まるように
なってないはずなのに。