やっとの思いで廊下に出ると…


「お前が慌てるなんて珍しいなー。隆我ー。隆我が一途になってぼくちゃんうれしーなー。」

「うっざっっ!」

「まあっ!なんて口の聞き方を!?!」

「…柊。きもい。」


蔭山 柊は小学校からの腐れ縁。


「つーか。隆我、みゆちゃん狙い?」

「は、はぁ!?そんなんじゃねーし!!からかいがいあるだけだし!!」


「へー。じゃあボクみゆちゃん狙っちゃおっ♪」