次の日からは昨日までが嘘だったかのように、とても忙しい日々が続いた。


毎日同じことの繰り返しなだけあって

一日が、いつもより早く感じる。


そんな私でも


『ミズイロ』


そう答えたときの彼の笑った顔が

いつまでも瞼の裏に焼き付いていた。