私は、寮に着くなり霜月さんの名前を叫んだ。
「霜月さん。何処に居ますか。
出てきてください。」
私の声に周りの人も出てきた。
霜月さんは、慌て出てきた。
「どうしたの。彩未ちゃん」
私は、霜月さんの目を睨み付けた。
そんな私を見て、
霜月さんは部屋に行くように促した。
ソファーに腰掛けた私に霜月は鏡を見せた。
「鏡何か見せて、何してるんですか。
私は、大事な話があるんです。」
私はイライラしながら、霜月さんに訴える。
「いいから、鏡で自分の顔を見てみな。」
霜月さんに言われた通りに鏡を見た。
そこには、
片側の目の色が違っている私がいた。
髪の色も黒から白に変わっていた。
「何ですか。これ・・・本当に私ですか。」
髪の毛は白色で目は、
蒼と紫色の顔をしていた。
「君は、魔力を使うと外見が変わるんだ。
魔力を使える人に良くある副作用だよ。」
副作用?そんなのがあるんですか?
「副作用には、2つあってね。
1つは、彩未ちゃん見たいに外見が
変わる場合で、もうひとつは内面が変わる場合かな。」
「そうなんですか。じゃなくて、私は霜月さんに話があるんです。」
「どう言う話かな?」
「私との契約を破棄してください。」
「えっ・・・なんて?もう一回お願い。」
「契約を破棄してください。
クーリングオフです。」
イライラしながら、霜月さんに訴える。
「契約を破棄したら、
彩未ちゃんは確実に死ぬよ。
それでも良いの?」
脅しのように訪ねてきた。
だけど、それも、計算の内です。
「別にいいですよ。死んでも構いません。
逆に死んでみたいです。」
私が霜月さんにそう言うと、
霜月さんは顔を真っ青にしながら私の身体を揺さぶってきた。
「駄目だよ。命は大事にしようよ。」
「じゃあ、契約を破棄してください。」
私は、尚も訴える。
「駄目だよ。どっちにしろ死んじゃうじゃん。」
「わかりました。じゃあ、契約を破棄しなくていいです。ただし、私が貴方を守ります」