寮の一角の大きな部屋に
とうされた。
男の人は、私に紅茶を差し出した。
「じゃあ、色々と説明するね。」
そう言って、学校のパンフレットを
机に置いた。
「まず、俺の事から話して欲しい?
それとも学校の事からがいい?」
男の人の言葉に私は俯いたままだった
顔を上げた。
そうだよ。この人は、
一体誰なのさぁ。
聞くのをすっかり忘れていた。
「じゃあ、貴方の事からお願いします。」
男の人は自分の説明を始めた。
「まず、名前からだね。
名前は霜月徹也、君のお兄さんだよ。」
えっ・・・今、なんて言いました?
お兄さん?じゃあこの人が
お母さんの言っていた人?
「びっくりした?それとも以外だった?」
霜月は、無邪気に笑う
その後一通りの説明を受けた。

霜月さん曰く、この学園は普通の人間が通う場所ではないらしい。
私が霜月さんと兄妹になるはめになったのもこの学園のせいらしい。
「明日から、学園に通うから
もう寝なさい。」
霜月さんに言われて私はベッドに入った。