「今度は、裏切りませんからね。」

木が、他のものより激しく揺れる。

「皆さん、大好きです。ちっちゃいお前らさんは、強く、優しく生きるのですよ…。」


強く、はっきりした声だったが、



そのあとは動きも、息も、体温もなかった。