「私、奏多に告白されたとき悲しかったけどちょっぴり嬉しかったんだ。
波瑠のことふっといてから急に私に告白して、最低なやつだと思ったよ。
でもね私、波瑠のこと応援してたのにいつも構ってくれてた奏多が私に好意を持ってくれて嬉しかったんだと思う。」



下を向きながら私は話を続けた。




「でもね私…今の自分の気持ち分かんないの……
私、奏多と一緒にいると奏多のこと傷つけるかもしれない……
だから私奏多の気持ちには答えれない……」



私の目からは大粒の涙が流れ出した。




「私のこと好きで待ってろ何て言わない……
だけどね、私奏多の気持ちに答えたいの
だから距離をおかせてください」



「ああ……」



奏多は低い声でそう言って保健室を出ていった。




「ごめんね奏多………」