その状況に気づいた私の顔はみるみる赤くなり奏多をボンッと押した。




「な、なななななななにやってのよ!!」





「わ、悪い!」




奏多は椅子に座り後ろを向いて顔を赤くして言った。




「起きてたんだったらいいなさいよね!
で、なんであんたがここにいるのよ。
私もなんでここに?詳しく説明しなさいよ!」




「わ、分かったから落ち着け!
ここは保健室で、教室で急に倒れたんだよ。
で、俺はお前を運んで来たわけだ。
睡眠不足だってさ」




奏多に言われて気づいた。



確かに最近告白のこととかを考えてて眠れなかったかも…




「そ、それはありがと…」



「ん。」




奏多は顔を反らして言った。




「「あのさ」」




二人同時に顔を合わせ言ったのでお互い目を見開いた。




「いや、悠里からでいいよ」




「いや、奏多から」



「んじゃあお言葉に甘えて」