~悠里side~



「ん~はぁ~あ」



私は伸びをしてあくびをしながら起き上がった。




「あれ?ここどこだろう?なんで私はここに?」



私は周りをキョロキョロしていると私のすぐ横に奏多がいることがわかった。




「ええええええー!?」




私はビックリして後ずさった。




だがそこがベッドだったことを忘れており、ベッドから落ちそうになった。




「キャッ!」




もうだめだと思い目を瞑ると私は誰かに支えられていた。




恐る恐る目を開いてみると奏多が私の腰に手をあて、支えてくれた。




が、奏多の顔がすぐ間近にあり目が合って離せなかった。




奏多は私にゆっくり顔を近づけてきた。




(えっ…これってまさか……!?)