さっきから会話の話題にでてくるのは木野奏多のことだ。



そう、波瑠は奏多が好きなのだ。



そして私は奏多の隣の席であり、クラスの仲がいい男女に公認されている。




私はあいつに巻き込まれて一方的にあっちが話してくるだけだが、別に嫌いではない。




波瑠はあまり気にしてないようだが、私は波瑠に誤解されたくないのである程度距離をとるようにしている。




そして、明日波瑠はあいつに告白するつもりだ。





「わぁ～かんせーい！奏多くん喜んでくれればいいな！」





波瑠は手を合わせ妄想をしているようだった。







「喜ぶに決まってるでしょ！喜ばなかったらビンタしてやる」






「悠里は本当に友達想いだね～」