夢子は部屋で一人きりになった。
すると、力が抜けたように横になる。

思い返すのは今までの出来事。
このままではいけないと思うのに、行動に移すのが怖い。

また傷付くのが嫌だった。

(もう何も考えたくない)
現実から目をそらすように、夢子は眠りについた。

始めは中々寝付けなかったが疲れもあってか、1時間が経つと寝息を立て始めた。