僕とまーこを交互に見て、林檎ちゃんは僕のポケットから手を抜き出し、名刺をまーこに突き出した。 「これ、受け取ってあげて」林檎ちゃんは、まーこにウインクをして笑った。まるで少女漫画みたいだなと僕は思った。それに、恥ずかしかった。