僕の母親が話していたのは林檎ちゃんの母親だった。
「林檎ちゃんって言うんだって。仲良くしなさいね」
林檎ちゃんはさっきまでの出来事が何もなかったかのような顔をしていた。僕の頬はまだじんじんするのに。
それが最初。