車が、素敵なマンションに入って行く

「直人?ここは?」
「あっここは俺の住まい。」
エレベーターに乗り、
重厚な扉を開けた。

「凄い‼︎ 街が一望できる!」
「ハハハッ、葵‥。」
後ろから抱きしめられた。
少し頭を横にして直人を見た。

優しく触れるkiss。
「葵‥。ここで一緒に暮らさないか?」
「再会したばかりだよ?」
「もう、6年も待った‥。」

ふわっと、ソファーに沈む身体。

「私ね‥。そうゆうこと、最後まで‥。
この歳で、ないの。付き合って、
そんな事になりそうなのに、心と身体が
違うこと言うの。
頭では、わかってる。でも‥。身体が
悲鳴をあげるの‥。」

「昔、付き合っていた人と、当然
そうゆうことになるんだけど、
ダメなの…。身体が…震えて…。
少しも反応しないし、嫌なの。
受け入れられないの。私…。言われたのその時、「俺としたくないんだ‼︎」
「他に好きな奴でもいるのか‼︎」
「女じゃない!」って。
好きなのに、ダメなの…。
涙が溢れる。





「葵‥。俺もだ。どんな女とそうなっても、少しも愛情や感情が無い。
でも‥今、葵にこうしてると、
俺のものにしたくて、ドキドキしてる」
「直人‥。同んなじだね。」


「シャワー浴びておいで」
頷き。
熱い、ドキドキしてる。
そっとドアを開けて、濡れた髪のまま
リビングへ。
「俺も浴びてくるから、髪乾かして。」
ドライヤーの風。
ドキドキが止まらない。どうしよう‥。

上半身裸でタオルを巻き
直人が上がってきた。

冷蔵庫から、ミネラルウォーターを出し
一口飲み、私に差し出した。
ゴクン。喉を通る冷たさ。
「ふぅ〜。」
ジャンプーの香り。
直人が私を抱きしめた。