リケ女と呼ばれるようになったのは、中1の夏。
いつも、勉強している子だったから友達なんていなかった。
勉強が友達。と思っていた。
勉強、勉強の日々が続き、テストの日。勉強はしたが心配でしょうがなかった。
でも、テストをやるとあんなに勉強しなくてもわかったのに。と思う。
でも重要なのは、テストの点数だった。
数学、理科が満点だった。そのほかは1点のミス。
くやしかった。
その日から、理数系女子の絵里と呼ばれ、理数系の絵里、理数系、理数系女子、リケ女となっていった。