黒美side


笑いながら手を出して来る。


「黒美、寒いから、手を繋がない?」


はにかみながら笑う彼。


私はうなづく。


緊張する、けど。


前から、爽君と居るときだけどきどきする。


緊張してうまく話せてるのかも謎。


優しくていつも私を助けてくれる。


地下街に私達は居る。


爽君のお姉さんの誕生日プレゼント選びを手伝っている。


地下街は寒く、


彼と出会ったときを思い出す。


彼はとってもかっこよくて、モテる。


由美が笑ってよく言っている。


恋バナでよく出てくる。


「○●さんが爽君の事好きらしい。」


とか。


少しチクチクするけど気にしてない。