百合はすぐにテレビを切った。


彼女は、とにかく怖かった。


彼女達が離れて行きそうで。


大好きな友達、だからこそ。


隣でこの子優しい子よね、なんて呟いているのに気づかずに。


自分の部屋に行き布団に潜る。


(恐い・・・、黒美、由美ッ!)


(彼女達が私に釣り合わないことだって知ってた。…………だけどっ!)


彼女はそのまま眠った。