えッ、



「・・・黒美?」



由美の声。




さっき話して居たときよりふわりとした、声は。




「鈴音(ネコ)、ほら、皆にあいさつして?」



ふわッふわ。



ボーってしていた、彼女。



一瞬にして、雰囲気が代わる。



「にゃあ。」






響くネコの鳴き声。




「鈴音、可愛い・・・。」



由美に向かって微笑む。



「鈴音君、可愛い、でしょ?」




ニコニコして居る彼女に皆は呆然としている。