その内の1人に駆け寄っていく馬鹿ども。


「おい!お前がなっちゃんをさらったのか!」


って、睨まれる。


「俺等を敵にまわしたらどんな目にあうかわかってんだろうなぁ、」


って。


ガンとばされる。


同年代のくせにこんなに血の気が多いのか。


・・・俺も人のこと言える立場じゃねぇけど。



その時、あることが頭によぎる。



こいつ等、暴走族だっけ。



なぁんだ、弱ぇじゃん。


露わになる殺気。


今度、・・・いつか、ストレス溜まったときに潰しにいってやるか、って。



ふは。