「黒美ちゃんお願いします。」


はい、と返事をして黒美がオーダーを取りに行った。


すると、


「由美でお願いします。」


真っ黒な男の人が私を指名した。


その人の所に行く。


「コーヒーお願いします。」


注文を受けると準備していたコーヒーを持っていく。


「どうぞー、」


その人は私にメモを渡してきた。


お金を私に渡すと帰って行った。


私は笑って。


あの人と会うのは久しぶりだなぁ、って。


もうすぐ、か。


アイツらは、あの人の使者で、あの人の目的は、黒美か、って。


ふふ、今回は大変かなぁ。