「嘘だったのかよ!!」


「・・・。」


「ッチ、何か言えよ!!」


苦し紛れに、違う!


何て


信じられませんよね、やっぱり。


「大好きだ、なぁ、お前の事知りてぇんだよッ。」


って言ってもこんなザマ。


彼女の優しさも解らず、とんだバカ。


それでも尚、彼女は思った。


(皆が、廉が、そんなことで幸せを感じることができるなら、いいの。)


ある時代の高校でのお話、さぁ始めよう。


嘘と真と真実と。