~潤side~

「こいつが強いんだよな~!!デッキどう組めば勝てると思う?」
「う~ん…こいつを入れてみたら?」
「あ、それいいかも!さんきゅー」

男2人で楽しそうにパズ○ラをしている。

俺はやってないのでこの間に紹介しとく。


デッキの組み合わせで悩んでるのが仙田 隼人(せんだ はやと)。
バカみたいに明るいが、悩み事や相談は真面目に聞いてくれる奴だ。

アドバイスをしている方が沖野徹(おきの とおる)。
俺と準と家族以外にはいつも冷たい態度をとるが、人が困ってる時にはちゃんと助けてくれる。根はいい奴。


「これをこうして…よっしゃ!15コンボきた!」
隼人が叫んだと同時にクラスが一瞬静まりかえる。

「…嬉しい気持ちは分かるが、ここで叫ぶなよ」
「ごめん、不意に☆」
準が舌を出して謝る。

…………キモい。
…まあ別にいいけど。



ーーガラッ。

元気よくドアを開けて入ってきたのは、ななみとその友達だった。

「…あっななみちゃんだ!
おはよー!」
その音に反応してななみをみた準はすぐに挨拶を交わした。
「おはよー!」
ななみも笑顔で返す。
…何その笑顔。かわいいんだけど。

「それにしてもななみちゃんってホント可愛いよな」
「…お前比野に気でもあるのか?」
徹は少し驚いたような顔で準に聞いた。

え?隼人もななみ狙ってるのか?
俺は隼人の返答を待つ。

「…そんな訳ないだろ?ただ普通にそう思っただけだし!」

俺は少しホッとした。
お前までななみのことが好きだったら困る。





「…ただ普通に、か……」

徹が何か言ったような気がしたが、気のせいかな………。


更新かなり遅れて申し訳ございません(^_^;)