私はそのまま部屋に向かい、ベットにダイブする



なんか最近の優はおかしい



行動一つ一つで私をドキドキさせるんだから



私も優のことでこんなに悩むってどうかしてるよ



はぁとため息をついて寝返りをうつ



♪♪〜♪



ボーッと天井を見つめていたら電話がかかってきた



画面には『立花 萌』の文字




「もしもし」


『ちょっと凛!なんで帰っちゃったのよ!美里の弟、めっちゃ可愛いかったんだからね!?』


「…わり」



『…まぁ、いいけどさ

何があったか、話してくれるよね?』



萌にこのこと話したら、このおかしな病気が何なのか、分かるかな?


きっと萌なら知ってるはず




私はヒロに話したことと同じ話を萌に全て話した



「で、これは病気かなんかか?」



全て話し終わりそう萌に聞く




『……病気ね』



やっぱ病気だったのか



「それって悪い病気か?」



『いいえ、逆にいい病気よ』



「いい病気?」


そんなのあるのか?




『そう。
その病気は、悲しくなったり、苦しくなったりするの。

でも最後には必ず幸せになれるの』



悲しくなったり、苦しくなったり…か




私もさっき優が小林先輩と歩いているのを見て



泣きたくなって心臓が痛いくらい締め付けられた




これは、その病気にかかったからなのか?




「じゃあ私も最後には必ず幸せになれるのか?」



『えぇ』




「おぉ!幸せになれるんならこんな苦しさとかどってことねぇや」




『あ、それともう一つ』



「なんだ?」




『その病気には名前があるの』




病気の名前?



病名があるのか?


「なんだ?」




『その病気は

______病名、コイワズライ、よ』




コイワズライ…?


コイワズライって、コイワズライ?



………………恋煩い?




「恋煩い?」




『そ』




「…私、恋してるのか?」




『そうね』



「誰に?」



『それは私の口からは言えないわ。
自分で気づくのね。じゃ』





プーップーップーップーッ




そう言って強引に切られた電話




恋煩い、か……



ってことは私には好きな人がいるってことか?



でも優のことで悲しくなったり、苦しくなったりするわけだから………




…………………優に?



私、優に恋、してるのか?