キーンコーンカーンコーン…



「じゃこれで授業を終わる」



チャイムの音で目が覚めた私


やべ…寝てたわ



「あと寝てた天野は放課後理科室の掃除をしてから帰るように」



はぁ!?


なんで私が…!



って、寝てたからか…



「はいはい…」



わたしはため息まじりに返事をしてすでにドアのところにいる2人の元へ行った



「馬鹿ね、凛」



2人に追いつくなりそんなことを言われる


「萌ほどバカじゃねぇ」



「はいはい
まぁ実際私の方がバカだけどね」



そうだそうだ


私はこう見えてテストではいつも上位にいる


だから私はバカじゃない!



「なぁ、放課後の掃除手伝ってくれよ」


「私、めんどくさいからパス」



即答かよ


「私は弟のお迎え行かなきゃ行けなくて…」



美里もかよ…


てか

「「美里弟いたんだ」」


見事に萌と被った



「あ、うん

ものすごく可愛いんだよ」



「ふーん、じゃ今度会いに行ってもいい?」



そう聞く萌


私も会ってみてぇな



「うん!もちろん

今度、2人で来て!」



「やったー!」


満面の笑みで笑う萌


「ありがとな」



「ううん」と少し恥ずかしそうに笑う美里




私は「楽しみだな」と小さく呟いた