「ば、バレンタインのチョコレート!! 何が良いですか!!」



急ぐあまりに大声になってしまった言葉。



あ……、やってしまった……。


そう思ってしまっても、もう遅い。



「もぉ〜もぉ〜せぇ〜!!」


「わぁーっん!! 先生ごめんなさーい!!」





先生の怒りをくらったあたし。


反省文を書かされました。


別に受験生でもないのに、厳しすぎるよ先生。



「……とか言うわりに、御機嫌だね、みるく。」


「あ、わかっちゃった?」



今は下校中。



さっきのが最後の授業だったから、もう今日の学校は終わり。



「どうせ加々尾くん絡みでしょ。」



結菜ちゃんと一緒に帰りながら恋話をする。