待宵草 ~初夏の嬋媛~
恋愛(ピュア)
0
ぺんぎん%/著
- 作品番号
- 1172416
- 最終更新
- 2015/05/06
- 総文字数
- 3,020
- ページ数
- 13ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 559
- いいね数
- 0
今から、もう11年程前になる。"艶やかで、気品に満ちている"
…今の自分の言葉で表すなら、それが彼への最初の第一印象だった。
当時、高校生だった彼は驚くほど大人びていて。
『俺、麻野 恵(アサノ メグル)って言うねん!宜しくな!』
少し濃いめのハーフ顔に、柔らかそうな金髪。
輝きに満ち足りた黒い瞳…。
そして顔に似合わない…気がする、関西弁。
この時、初めて会った彼なのに、
幼心ながらに、どこか自分には心地の良い感じがした。
その日、私はちょうど12歳で彼は高校1年生。
この日12回目の誕生日を迎えた私には、もう一つ、『兄が出来た日』という記念日が出来た。
…が、今は苦しい現実。
『兄』は『兄』のまま育ち、
『妹』は『妹』のまま育ち続けた。
…この現実からは
目を逸らせない。
待宵草。
花言葉は『打ち明けられない恋』。
初夏、私は嬋媛な彼に恋をする。
藤井 叶向 -フジイ カナタ-
×
麻野 恵 -アサノ メグル-
…今の自分の言葉で表すなら、それが彼への最初の第一印象だった。
当時、高校生だった彼は驚くほど大人びていて。
『俺、麻野 恵(アサノ メグル)って言うねん!宜しくな!』
少し濃いめのハーフ顔に、柔らかそうな金髪。
輝きに満ち足りた黒い瞳…。
そして顔に似合わない…気がする、関西弁。
この時、初めて会った彼なのに、
幼心ながらに、どこか自分には心地の良い感じがした。
その日、私はちょうど12歳で彼は高校1年生。
この日12回目の誕生日を迎えた私には、もう一つ、『兄が出来た日』という記念日が出来た。
…が、今は苦しい現実。
『兄』は『兄』のまま育ち、
『妹』は『妹』のまま育ち続けた。
…この現実からは
目を逸らせない。
待宵草。
花言葉は『打ち明けられない恋』。
初夏、私は嬋媛な彼に恋をする。
藤井 叶向 -フジイ カナタ-
×
麻野 恵 -アサノ メグル-
この作品をシェア
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…