幸せな日々を送ってるせいか俺は今────
「ねみーてマジ」
かなり気が抜けていた。
そして油断していた。
もうすぐ大変なことが起こるとも知らず。
「あーつーひ♪」
「んをッッ!!」
誰かが抱き着いてきた。
一瞬クウかと思ったが、こんな行動アイツはしないと思い。
俺は後ろを振り向いた。
「おはよおっ☆」
同じクラスの女だ。
「んだよ耳元で、うっせーなあ・・・・
てか離れて?」
ベタベタ触んな。
「何でー?敦陽は特定の子作らないんでしょお?」
「ああ!!?怒」
意味分かんねーっ
俺にはクウがいんの。
ク・ウ・が!!!
「だってこの写真ーっ」
そう言って、女は俺に一枚の写真を見せてきた。
「──これ、体育祭ン時の・・・・」
何でコイツが持ってんの?