.・☆敦陽Side☆・.






「おーい敦陽~
生きてるかーっ?」

俺は、目の前でヒラヒラしてる亮の手で我に返った。





「ああ・・おうっ
気ぃ引き締めなきゃだよなっ」

「お前アンカーだろお?頑張れよお♪」


俺もクウと同じアンカー。

あー、クウ・・・・・



俺何かしたかーっ!!?





俺の番がきた。



「敦陽!!!」




真っ白いバトンを受け取った。


それと同時に、
女たちの耳障りな歓声。





《男子800!!
最後のアンカー達の戦い!すごいです!!

白の3組!!独走です!早すぎます!!!》



その時、クウの姿が見えた。






「敦陽ーっ!!!
頑張れーっ!!!」




人前で、大声を出すのが苦手のクウが、
すげー一生懸命 応援していた。





「やっべ・・
マジで嬉しいかも」



そして俺は、
1位になった─────