《おーっと!コレはすごい!!赤の1組がどんどん追い抜いていきますっ!!!!》





「すっ、すげぇ!有沢さん速いっ!!!」

「クウやべー・・」



すっげぇ速さで、前の奴をどんどん追い抜いて行くクウ。



もうすでに1位だった。







《ゴーール!!!!
すごいです!!1組1位ですっ!!!》





パシャッ





歓声に包まれる、クウの最高の笑顔を
俺は写真におさめた。




「良いの盗れたか?」

「おう、
すっげー笑ってるヤツ撮った♪」




今までにないくらい笑顔のクウ☆

本当に良かった。







「おい敦陽!
有沢さん、控え席に戻ってきたぞっ」

「まじか!
行こうぜっ!!」




俺はまた全力疾走。
クウのもとへと向かった。