長い開会式が終わって、それぞれの控え席に戻った。




「この後って、400mリレーだよな?」

「おー、そうだな」


プログラム片手に亮が答える。


400mリレーは女子だけ。
赤組の2年の部では確かクウが、アンカーだよな?






《――――選手の皆様が入場します・・・・》





「おい亮!カメラ!カメラ貸して!!」

「えっ・・お、おう」



亮からカメラを受け取ると、俺はリレーがよく見えるとこまで走っていった。






「はあっ、間に合った。」



・・・・・何だ俺、
完っっ璧 恋スル乙女じゃんか(←?)






「敦陽ーっ♪
カメラ持ってんじゃーん☆」




声がしたほうに振り向くと、隣のクラスの女子がいた。






「あー、何?」


今それどこじゃねーんだよ汗




「パンッ!!!」


銃声の合図と共に、
1年の部が始まった。