そう言うとクウは、何も言わずにメガネを外した。 綺麗な瞳───。 切なくて愛しい瞳。 俺はクウの顎を、 クイッと上げた。 クウはそっと目をつむった。 少しずつ、近づいてくる二人の唇。 「──・・・・んっ」 二人しかいない階段裏に、クウの声が響いた。 深くなっていくキス。 「・・っ、敦・・陽ぃっ・・」 マジで好きだ。 愛しい・・・・・・・・ ───愛してる。