「クウ・・・」
「───・・き」
・・・・・・??
「す・・・・きっ・・
敦陽っ・・大好きぃっ・・」
「クウっ・・」
涙でボロボロになったクウの顔。
今まで見た中でも、
すげぇ切ない顔をしてた。
「俺もっ・・・
すげぇ好きだ・・ぜってぇ・・離さねぇっ」
こんなに誰かを好きになったのは、
お前が初めてだよ・・・・
まじで・・・・
────好きだ。
「敦・・陽、
キスしてっ・・・」
涙で潤むメガネの奥の大きな瞳が俺だけを見つめる。
今まで、
色ンな奴からキスをせがまれた。
──でも、
コイツに言われると、胸がすげぇ締め付けられる。
めちゃくちゃ・・
苦しくなるんだ。
「メガネ・・外せよ」