「アイツは髪長い子が好みだと思ったのになあ・・・」

「──え??」


髪をいじる枝音ちゃん。

「あ、今のは気にしないでよーっ」

「あ・・はぃ──」



もし枝音ちゃんが、
敦陽くんの事好きだったら──私、



悪い事したのかな??





ドンッッ



「きゃっ!!」


誰かとぶつかった。


「いったあ・・」

「亜由美っ
大丈夫っ!??」

「んっ
大丈夫ーっ・・

てかアンタ・・・・」


私と、亜由美という人の目が合う。

──てか、
睨まれてる・・・?




「敦陽と付き合ってる?」

「───え?」



も、もしかして・・
もう広まっちゃったっ!!?

そ・・・
そうだっ


あんな大きなショッピングモールでデートなんかしてたら、

バレるに決まってる~っ

あー・・・・・。