「どうしたの?
あ、枝音ちゃんもおはよっ」
「お・・おはよっ♪」
「おいクウっ!!!」
「は、はいっ」
俺は思いきりクウの肩を掴んだ。
目を丸くするクウ。
「お前、何もされてね?」
「・・・・・へ?
されたって、何を?」
あー、
大丈夫みたいだな。
「気を付けろよっ!
何かあったら俺に言え!すぐ助けるっ」
「・・・・・?
う、うん・・分かったあ。」
クウは首を傾げた。
「仕方ないなー
敦陽、私も手伝ってあげる」
「枝音さんきゅっ」
枝音の言葉で、もっともっと不思議そうにするクウ。
キーンコーンカーンコーン
学校中に、チャイムが鳴り響いた。