足音がだんだん俺のトコに近いてくる……
お…おい
待てよ…待てよ……
シャッ
思いきりカーテンが開いた。
「きゃあ!!」
そう言うと、
有沢さんは腰を抜かした。
「ご!ごめん!
べ…別に、驚かすつもりじゃ!」
「あっ…私も、カーテン閉まってたのに…開けちゃってっ」
うっわ……
こいつヤバイ……
……メガネなんか壊れんなよ……
ビフォーアフターみたいだし……
「白波くん……?」
「あっ、えっと…」
あ…頭いてぇ……
「白波くんは…風邪?」
有沢さんが俺の顔を覗き込む。
「そそ…そうだけどっ」
顔近い! 近いって!
んな近いと
キスすっぞ!?←変態
「頭痛くてっっ…」